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Campfire Audio NOVA レビューがあまりにも少なすぎたので書く

どうもれいたです

題名の通りあまりにも、あまりにも Campfire Audio NOVA のレビューが少なかったので書きます

むしろ、この記事を書くためにこのブログを開設しました

 

多分この記事をご覧になっている方の多くは同じく同社の 新品のORION CKを買うか、中古で少し高いが上位モデルっぽい NOVA を買うか迷ってレビューを探していた、なんて方ではないでしょうか?

僕はそういうクチでした

ORIONは個人ブログから大手レビューサイトまで大量にテキストが出てくるのに、 NOVAだけ出てこない、状況に憤慨していました

 

僕はいろいろ調べた結果 NOVA を購入しレビューに至るわけです

 

以上前置き、以下レビューです

 

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我が家のNOVA 無印くん

まずはスペックから

   
ドライバー バランスドアーマチュア型(BA型)
ドライバー構成 2 ドライバー
周波数特性 10Hz - 19kHz
感度 114 dB(at 1V, 1 KHz)
インピーダンス 22Ω(at 1kHz)
ケーブル長 約120cm
イヤホン端子 ベリリウム銅加工されたMMCX端子
入力端子 3.5mm ミニ端子

 

だ、そうです

こんなもんなんですねって感じでインプレッションに行きます

 

見た目は完璧でした。ドストレート、タイプでした。一目ぼれ。

形がごつごつしてるので耳に合わないと思われがちですが全然そんなことなく、大体の人は大丈夫な気がします。保証はしませんけど。

 

見た目の割りに軽く、付けてて重いから疲れたりということはほとんどないですね。

 

ノズルは結構太め、長さは短いです。イヤーピースはきちんと選ぶことをお勧めします。僕はクリスタルチップスのMサイズを使ってます。

通常のシリコン系のイヤーピースだと遮音性は微妙ですね。普通のカナル型のイヤホン以上、IEMっぽい形のカナル型イヤホン以下って感覚です。

 

(追記)

現在SpinfitのCp145で運用してます。結局シリコンのほうが高音の減衰が少なくて見通しが良いんですよね。装着感は慣れれば問題なし

 

音量はかなり簡単に取れます。小さい音量で大きく鳴ります。

(final E5000も使用しているのですが雲泥の差です。二分の一以下の音量で十分鳴ります。E5000が鳴りにく過ぎるだけでは....?

 

見た目等々はこんな感じですかね、次はいよいよ音についてです。

 

プレイヤー:FiiO X1 2nd

 

聞く曲:Sounds of Silence   サイモンアンドガーファンクル

 

・これヤバくないか.....?

まず、耳元で囁かれるように感じるボーカルの近さに感動した。本当に感動した、鳥肌が立ったレベル。中音域から高音域にかけてのボーカルの表現力の高さ、伸びやかさが気持ち良い。

解像度も半端なく、耳を澄ませると今まで聞こえなかった音が確かにいる。見えなかったものが見通せるようになり、しかも細かい線までなぞれるようになった感覚。

だが、モニターライクではないことには注意してほしい、高解像度を持つからこそ特徴的な中音域の量感のある透明なサウンドがより気持ちよく感じられる

とても細かく明瞭な音、だけれど写実的ではない、はるか遠くの澄み切った銀河の煌めきを感じるサウンド

ボーカルの近さ、中音域の厚さと高解像度。このイヤホンの音の魅力の真髄であると思う。

魅力はボーカルだけではない

 

ギター、ピアノ、ハーモニカの音の響き、透明感、量感完璧です。弦の震えがありありと想像できるほどに細かい震えまで聞き取ることができます。ハーモニカに関しては筆舌できるものではない、一生ものの体験です。

ハーモニカの独特の空気の振動を直で聞いたときの感覚を久しぶりに思い出せました。

 

楽器単体の響きの厚さ、繊細さはBA2基のおかげのような気がします。

ボーカルに驚き、楽器の鳴りにも驚かされる、二度おいしい。そんな感じです。

 

 

ちなみに Bob Dylan Blow'in in the wind のハーモニカは本当に感動しました。

 

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・注意するべき点

一つ目:ずっと触れてこなかった低音について  

ダイナミック型ドライバのような響く低音はでません。低音の迫力に感動するってことはないと思います

低音の質はかなりいい感じだと思います。ちゃんとぽわぽわせずキレのある締まりのある低音がちゃんと聞こえてきます。

ですが、ぞわぞわするような響きを感じるかというとそうではない、といった感じですかね。

 

必要量は出ています!そこは勘違いしないでくださいね!

 

ですから、ロック系の低音が特徴的な楽曲であったり、EDM曲だとあっさりしすぎて拍子抜けしちゃうかもですね。

 

二つ目:苦手な楽曲について

 このイヤホンが苦手なタイプの楽曲を聞くと、ギターやボーカルは十分に楽しむことができると思いますが、楽曲全体として満足して聴けるか、というと人を選ぶと思います。

聞こえ方としては平面的なサウンドのように感じてしまいますね。

中音域は確かに前に出ているんですけど他の音とせめぎあってしまって前に出ている印象が薄れてしまいます。その上、中音域以外が目立たないので音の近さ、臨場感が薄れたサウンドに聞こえてしまっている印象です。壁一つ向こう側の音といった感覚でしょうか。

こればっかりは楽曲のミックスの加減もあるかもしれません。

例えばこれ

とらドラ!ED曲のオレンジ

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ちゃんと裏でなっている音が細かく綺麗に聞こえるんですが、ボーカルが埋まってしまっているような聞こえ方になってしまうんですね。

このイヤホン基本的に女性ボーカルの楽曲は気持ちよく聞けるんですけど、その反面、若干面喰らいましたね

 

・バンド楽曲はどうか

Gorillaz Feel good inc

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割と悪くない。低音が微妙的なことをさっき言いましたがこの曲に関してはかなり気持ち良い。ドラムのキレをありありと感じられます。(あくまでキレのいい低音が気持ちよいだけで響きとしては出し切れていません)

楽器同士の音がちゃんと心地よく混ざり合っていて気持ちよく聞くことができます。

 

RADWIMPS ふたりごと一生に一度のワープver

www.youtube.com昔聞いた曲ですが、聞きなおしてみるとかなり感動。

もともと高いトーンのボーカルがかなり近く綺麗に聞こえる。ギターの細かい昔聞こえなかった音を聞き取ることができます。途中のポコポコ音が個人的にハマった。

エレキギターが伸びやかですんごい満足。ラストサビ前のギター気持ち良すぎる。

(昔PSPにCDから取り込んだ音源をぶっこんでスピーカーで聞いてたので違いに絶句)

 

色々聞いてみましたがバンドによりけりって気がします。

RADWIMPS はアップテンポ、バラード系問わず楽しく聞けましたし、満足でした。

凛として時雨はところどころ気持ちよく聞けるがどこか籠った印象。抜けてほしい音が抜けて聞こえないもどかしさがある。

The Beach Boys はベストマッチかもしれない。素朴なギター、美しいボーカル&コーラス...etc どれをとっても完璧。

1950~80年代のバンドはどれもかなりいい感じで聞けましたね。

 

ジャズはかなり気持ちよく聞けますね、クラシックは少し苦手かもしれない。

クラシックは平面的に聞こえてしまう。

 

聞く音楽によってかなり印象が変わってくるイヤホンであることは間違いないです。

まぁBA型イヤホンなのでそのあたりはご理解くださいって感じですかね。

 

まとめ

2BAイヤホンだけあって音の厚みや細部まで音をしっかりならせるイヤホンになっていると思います。

ボーカルと楽器の響きは感動する。迫力のある低音は期待してはいけません。

BA型ドライバ。どうしても苦手な楽曲は存在してしまいます。そこだけはしょうがない。

良いイヤホンであることは間違いないです!

 

こんな感じ!

ではまた!!